ゲームシナリオ サンプル~ファンタジーシミュレーションRPG(仮想作品・チュートリアル部分)

//●背景
//モンスターが跋扈する大地が広がる世界。街の人々を守る皇帝直属のエリート軍団『帝国の盾≪ライヒスシルト≫』を目指す、民間戦士団≪プリヴァーター≫の少年と少女の物語。

//●キャラクター
//カミル 父親に叩き込まれた剣術でライヒスシルトを目指す16歳の少年。無口で意志が固い性格。
//ペトラ カミルの幼馴染の長剣使いの少女。4つ年上のライヒスシルトに入団した姉がいる。
//レオポルト。ライヒスシルトの戦士長≪マイスター≫。ペトラの姉の上官であり、今回は軍内部のいざこざで

//チュートリアル開始
//00-01 :坑道入り口前

//F.I.少し離れたところで大剣を突き立て仁王立ちするレオ。
//レオ、何かを眺めている様子だったが、そのまま歩いて捌けていく。

//カメラパンして、ダンジョン入り口に立つカミルとペトラ
//ダンジョン入り口を指さすペトラ

ペトラ
「カミル……ここ?」

カミル
「あぁ……ここだ」
ペトラ
「あのね。これからアタシらだけで、巣の中に行けっていわれたじゃない?」
カミル
「そうだな。強行偵察だ」
ペトラ
「援護無しで、突っ込むの大変だよね?」
カミル
「そうだな」
ペトラ
「というか、二人だけは厳しいよね? 助っ人欲しいよね?」
カミル
「……何が言いたい?」
ペトラ
「なんとっ!
 助っ人が来てくれました~!」
「いえー!どんどん!ぱふぱふ~♪」
カミル
「……すまない、言っていることが」
レオ
「わからんよな、それじゃ」
カミル
「!」
レオ
「いやいや、身構えられても困る」
「まあ、いい反応だったが」
カミル
「誰だ?」
レオ
「俺はレオポルト。ライヒスシルトの戦士長≪マイスター≫だ」
カミル
「なっ……!? 戦士長≪マイスター≫!?」
ペトラ
「41歳だ」
レオ
「そこは、言わんでもいい」
カミル
「なんで……ライヒスシルトの戦士長≪マイスター≫が、こんなところに?」
レオ
「赤レンガの中は窮屈でな。人材発掘を理由に抜けてきた」
ペトラ
「お姉ちゃんに手紙出したの。
 『今度の探索が防衛戦士≪プリヴァーター≫の最終試験だよ』って」
「そしたら『うちのマイスターが見に行くって言ってる』って」
カミル
「姉……指導教官≪ベトロイヤー≫の?」
ペトラ
「そうそう。お姉ちゃんの上司なんだって」
レオ
「そういうわけだ。レオでいい。よろしくな」
ペトラ
「よろしくね、レオ」
レオ
「おう。しかしお前さん、姉ちゃんに似てるなあ」
ペトラ
「ホント!? えへへ、うれしいな。ありがとね」

レオ
「ああ。姉ちゃんから色気を抜いたら、お前さんだ」
ペトラ
「……そりゃ、どーも」
カミル
「しかし……戦士長≪マイスター≫がこんな僻地まで」
レオ
「僻地、と言うほど遠くもないぞ」
「まあ、人材発掘はあながちウソでもなくてな。
 野にいる逸材を探すのも、俺の仕事だ」
ペトラ
「お姉ちゃんもプリヴァーターの時にスカウトされて、ライヒスシルトに入団したからね」
レオ
「だから、まあ。経験不足の逸材二人が巣に突っ込むと聞いてな。アドバイスしてやろうと思ったんだ」
ペトラ
「さすが、41歳」
レオ
「そこは年齢じゃなくて、マイスターあたりを持ち上げてくれ」
カミル
「話はわかった。そうと決まったら、よろこんで指揮下に入ろう」
レオ
「馬鹿。俺がお前の指揮下に入るんだ」
カミル
「なっ……!?」
レオ
「お前が戦うのを見に来たんだ。アテにするな」

カミル
「とは、言っても……」
ペトラ
「ここまで来て、つべこべ言わない!
 やっちゃえやっちゃえ!
 戦士長≪マイスター≫閣下を指揮できるチャンスだぞ!」
レオ
「そうだ、つべこべ言うな。
 さあ、行くぞ!」
カミル
「……了解」

//00-02 :巣穴の中
//いかにも洞窟を掘り進めたと言う、狭くて暗い岩の洞穴と言う感じ。
//かろうじて3人並んで立てる広さ

レオ
「ふむ、久々に来たが、相変わらず狭苦しいところだな」
ペトラ
「コボルトの巣穴だからね~」
カミル
「ペトラの姉に頼まれたから来たのか、レオ?」
レオ
「いや、違う。俺が勝手に名乗り出たんだ」
カミル
「なんで、また……」
レオ
「戦士長≪マイスター≫なんてのは、よほどデカイ戦でも無い限りは出番が無くてな」
「それでいて、やれナニヤラの式典だの、やれナンチャラ伯の誕生パーティだの……そんな鬱陶しい仕事は山ほどある」
「そんなもんに出るくらいなら、小鬼相手に剣を振るっていた方がなんぼかマシだ」
ペトラ
「あ、広場の向こう!」
カミル
「……!」
レオ
「――おしゃべりは、このくらいにするか」

//00-03 :少し開けた広場
//コボルト5匹出現

カミル
「コボルト!」
ペトラ
「1、2……5匹」
レオ
「まあ、丁度いい感じだろ」
「おい、カミル! お前、戦闘の指揮を執ったことは?」
カミル
「ない」
レオ
「よし、俺が教えてやるから、マスターしろ」
カミル
「わかった、よろしく頼む」
ペトラ
「よし、いってみよー!」

//00-04 :戦闘開始
//チュートリアル開始~バトル画面表示

レオ
「よし、まずこの画面の見方を説明するぞ」
「マス目で区切ってある地図のことを『フィールドマップ』と言う。
 長いので『マップ』と略すぞ」
カミル
「わかった」
レオ
「マップの上に、人間やコボルトの絵が描いてあるな?
 これを『ユニット』と呼ぶ」
「青い影が付いているのが味方のユニット。赤い影が付いているのが敵のユニットだ」
「お前さんが指揮できるのは、青い影の味方ユニットだけだ。まあ、当然だな」
カミル
「ああ、わかった」
レオ
「それと、マップの中央に白抜きの十字マークがあるのが見えるか?
 これが『カーソル』だ。十字キーで上下左右に動かすことができる」
「やってみろ」
「動かせたか?そうしたら、画面の右下にあるお前さんのユニットにカーソルを合わせろ」
「そうだ。そうすると、マップのマス目の色が変わっただろう。
 青い部分と、赤い部分があるはずだ」
カミル
「ああ、そうだな」
レオ
「青い部分が、移動可能な範囲。赤い部分が攻撃可能な場所だ」
「ここでは、まずユニットを移動させて次の行動に備えるんだ」
カミル
「具体的には、どうすればいい?」
レオ
「カーソルを移動させたいユニットの上に合わせる――今は、お前に合っているな?――そうしたら、Aボタンを押す」
「そうだ。すると、ユニットが光って選択状態になったな?そこで、カーソルを移動したい場所に動かすんだ」
「表示された矢印の通りにユニットがカーソルのところに移動する準備ができたわけだ」
「ここで、Aボタンを押すと行動が確定されてユニットが移動する。
 もう少し考えたい場合、動かしたくない場合は……まずは、Bボタンを押してみろ」
「そうだ。カーソルが元のところに戻って、ユニットの選択が解除されただろう?」
「Bボタンは、キャンセルボタンだ」
「今の状態は、お前の頭の中で作戦を色々考えている最中を表していると思ってくれ」
「『ここに移動して、こいつを相手にしようか?』『いや、やっぱりこいつか』――そんな感じだ」
「だから、いくらでもやり直して、自分の考えを試すことができる」
「それに対してAボタンは、決定ボタンだ」
「Aボタンを押すことにより、初めて考えが実行されて現実になる。
 ある時から、Bボタンを押しても元に戻れなくなるからな。Aボタンは慎重に押すんだ」
カミル
「わかった」
ペトラ
「~~♪」
//(怪しげな踊りをユニットが踊っている)
レオ
「おい、妹!? 飽きるなよ!」
ペトラ
「妹じゃなくて、ペトラ!」
「説明長いんだもん」
レオ
「ここが一番基本なところだから、しっかり教えてるんだよ」
ペトラ
「そんなの、やってれば自然に覚えるって」
レオ
「……おい、カミル! うるさいから、ペトラを先に動かしてやれ!」
カミル
「わかった」
ペトラ
「即答!?」
レオ
「まず、カーソルをペトラに合わせろ」
「そうしたら、Aボタンを押して選択。動かしたい場所にカーソルを動かせ」
「そうだな、ここの……コボルトのまっただ中なんて、いいんじゃないか?」
ペトラ
「ちょっと!?」

//ペトラ移動
//※攻撃できないところへ移動すると『敵はこっちだぞ』とツッコミが入り自動キャンセル。
//移動できるところに来たら、以下の会話。

レオ
「そこでいいのか? 決定するときはAボタンだ」
「そうしたら、画面の右側に窓が開いたな。『メニュー』と呼ぼうか」
「これは、この場所でできることが表示されている。
 『攻撃』『待機』『アイテム』の3種類だ」
「薄い字で表示されている『魔法』は使えない。ペトラは剣士だからな」
「『攻撃』は見ての通り、武器で相手を攻撃すること。
 『待機』は何もしないときに使う。
 『アイテム』はたとえば傷薬とか、手持ちのアイテムを使うときに選ぶものだ」
「ここでは『攻撃』を選ぶといいだろう」
ペトラ
「攻撃、攻撃ー♪」
レオ
「攻撃を選んだら、赤いマスがいくつか明るくなったな?
 それが、攻撃できる相手だ」
「ペトラの武器はロングソード。
 間合いは1マスだから、基本的に隣や目の前にいる敵だけだ」
「ここで『やっぱりアイテムを使おう』と心変わりしたのなら、Bボタンで戻ることができる」
「Bボタンを2回押すと、移動前まで戻ることができる。
 行動してしまっては、もう後戻りできないからな。じっくり考えろ」
カミル
「なるほど。今までのプロセスは行動にいたるまでの思考過程と言うことか」
レオ
「そういうことだな」
ペトラ
「攻撃して『やっぱ、今のなしっ!』ってことはできないんだね」
レオ
「そうだ。行動してしまったら、Bボタンは使えない。
 人生ってのは、そんなもんだ」

ペトラ
「今までの人生で、Bボタン押したいことでもあったの?」
レオ
「そりゃあ……」
ペトラ
「……」
//ニヤニヤ
レオ
「…………子供は余計なこと考えなくていいっ!!」(大フォント)
ペトラ
「あはは!
 でもBボタンがある人生って、つまんない気がする」
レオ
「それでも、押したくなる時があるんだ」
カミル
「……なるほど」
レオ
「そりゃそうと、攻撃相手は決まったか?」
「決まったら、そいつの上にカーソルを合わせてAボタンだ」
カミル
「わかった」

//決定したら、ペトラ攻撃

ペトラ
「よし、やっつけるぞっ!」
「覚悟しろ、コボルト! 皆殺しだーっ!!」
レオ
「わかりやすくていいな、お前は」
ペトラ
「いやあ、それほどでも~」
レオ
「別にほめてねェぞ」
ペトラ
「ありゃっ?」

//ペトラ攻撃成功。相手のHPは半減する。

レオ
「これでペトラの行動は終了だ」
「そして、敵を倒せなかった場合、そして敵の攻撃の範囲にいた場合……攻撃した相手は、反撃を食らう」
ペトラ
「へ?」

//コボルトの反撃。ペトラは回避する。ダメージゼロ。

コボルト
「グワアッ!」
ペトラ
「わあっ!?」
レオ
「これで、この攻撃行動は終了と言うワケだ」
ペトラ
「反撃されるなんて、聞いてないー!」
レオ
「自分がコボルトだったら、やり返すだろ?」
ペトラ
「そりゃ、そうだけど……」
レオ
「じゃあ、カミル。お前さんの行動をやってみろ」
カミル
「ペトラが削った相手を、獲る」
レオ
「まず、自分にカーソルを合わせて、選択だ」
「そして『移動』」

//ペトラの隣に移動する

ペトラ
「いらっしゃーい!」
レオ
「そうしたら『攻撃』をメニューで選択。相手を決めて、攻撃しろ」

//コボルトを攻撃。

カミル
「行くぞ」
「――ムン!」

//攻撃成功。相手を倒す。

カミル
「悪く思うな」
レオ
「相手が死んだから、当然相手からの反撃もなしだ」
ペトラ
「ずるい~」
レオ
「さて、俺は『移動無しで、その場で待機』にしてもらおうか」
「サボってるわけじゃあねぇぞ」
ペトラ
「あ、言われる前に言った」

//レオの指示通りに操作する。
// ※それ以外の操作をすると「そうじゃないだろ」と怒られて、選択できない。

レオ
「こうやって、移動もせず、何もせずに待機すると、怪我をしている場合は少し回復する」
カミル
「なるほど」
レオ
「怪我がひどいヤツを、安全地帯で回復させるにはこうやって指示してやればいいわけだ」
ペトラ
「え、ホントに動かないつもり?」
レオ
「後で働くから、心配するな」
「それより、相手の攻撃が来るぞ」
ペトラ
「へ?」

//敵のターン
//残りのコボルトが、突出したペトラとカミルを半包囲するように攻撃する。
//→ペトラは回避。カミルにダメージ。

レオ
「と、まあ」
「あまり調子に乗って突出すると、敵にタコ殴りにあっちまうワケだ」
「そうならないように、地形や敵味方の位置などを考慮して、慎重に行動することが重要になってくる」
「わかったか?」
ペトラ
「そういうことは、動く前に言ってーっ!!」

//『自軍のターン』

ペトラ
「よーっし! こっちの攻撃だー!!」
レオ
「その前に、傷を治しておいた方がいいな」
「おい、小娘」
ペトラ
「なんだよう、41歳?」
レオ
「お前、メディカルキット持ってただろう」
ペトラ
「うん、この邪魔くさいヤツね?」
レオ
「邪魔って言うな。それが命をつなぐ最後の札になるかもしれんぞ?」
「じゃあ、カミル。『道具』でAボタン。『メディカルキット』にカーソルを合わせてAボタンだ」
「そしたら攻撃と同じ感じで治療する対象をカーソルで選ぶようになるから、自分に合わせてAボタンを押せ」
カミル
「わかった」
レオ
「ほれ、ペトラ。カミルに応急手当をしてやれ」

//ペトラ、カミルに近寄る

ペトラ
「じゃあ、傷口見せて」
「……うわ、いたそー」
「アタシ、モンスターを叩き切るのは好きだけど、傷口を見るのは苦手なんだよねー」
レオ
「勝手なヤツだな」
カミル
「使い方は大丈夫か?」
ペトラ
「大丈夫、大丈夫」
「晴れてライヒスシルトに入団した暁には、『戦場に舞い降りた白い天使』とか呼ばれる予定なんだから」
レオ
「いいから、早く治してやれ」
ペトラ
「ちょっと待って。今、説明書読んでる……」
レオ
「しっかりしろ、戦場に舞い降りた白い天使」
ペトラ
「いや、まだ舞い降りてないし……」

//ペトラ、メディカルキットを使う

ペトラ
「こんな感じ、かな?」
カミル
「傷が自分で見えないからわからないが、どうだ?」

レオ
「ま、いいんじゃねぇか?」//ダメージが残っている
レオ
「傷はふさがったみたいだぞ」//全回復

レオ
「よし、準備万端整ったな」
「反撃したときにダメージを与えているからな。相手も苦しいはずだ」
「とりあえず、お前さん達の攻撃で数を減らしちまえ」

//プレイヤー判断でカミルとペトラの攻撃ターン

レオ
「では、俺だが……移動せずこの場でメニューを出してくれ」
ペトラ
「また!?」

//メニュー出る

レオ
「そしたら……『魔法』を選んでくれ」
カミル
「魔法が使えるのか?」
レオ
「まあ、戦士長≪マイスター≫は伊達じゃねぇってことだ」
「というか、ここは俺がやるか」

//自動で選択 『魔法』 → 『炎のいかづち』

ペトラ
「なにこれ!? マップが真っ赤だよ?」
カミル
「この全部が……攻撃範囲か?」
レオ
「そういうことだ」
「魔法もそうだが、弓矢とか槍とか……離れている相手に攻撃ができるものもある」
「もちろん、相手だって弓矢を持っているかもしれないし、魔法だって使ってくるかもしれない」
「そうした自他の攻撃範囲を良く把握して、ユニットの配置を行うこと」
「自分と相手をよく知ることが、戦いの基本であり奥義でもあるんだぞ」
ペトラ
//最初はキリっとした表情で
「敵を知り、己を知れば――」
「百戦して……あや、あや……」
「――あやうカラス?」
レオ
「正解だと思うか?」
ペトラ
「かあー、かあー……」

//魔法発動

レオ
「よく見てろよ、お前さんがた」
「『天に五芒星、我が掌に六芒星輝きたり……』」
「『されば、いざ彼方からの門を開き――我、彼の者の業をば誘わん』」
「『ドナー・デア・フランメ!!』」

//残りの敵が、上方から雷のように落ちて来た炎に焼き尽くされて全滅する。
// ※コボルトのHPが20とかなら、500くらいのダメージを与える勢いで
//戦闘終了する。

//00-05 :戦闘終了
//戦闘マップから通常マップへ。

カミル
「……」
ペトラ
「……」
レオ
「手加減したつもりなんだが……」
ペトラ
「嘘だーっ!!!!」(大フォント)
「最初から、焼き尽くす気満々マンだったでしょ」
レオ
「遠隔攻撃を教えてやろうと思って魔法を使ったんだが……ちと、オーバーキルだったな」
カミル
「いや……いい勉強をさせてもらった」
ペトラ
「うん。させてもらった」
レオ
「そりゃ、光栄の極み」
「ホレ、遺跡の一番奥を見てみろ」

//宝箱発見

ペトラ
「あ、宝箱!」
レオ
「コボルトどもがため込んだお宝だな」
「それは、制圧したお前たちのものだ。
 戦いの対価、ってとこだな。貰っておけ」
「宝箱を開けるときは、宝箱の前でAボタンだ」

//宝箱を開ける

ペトラ
「すごい、ちゃんと中身が入ってる!」
レオ
「そりゃ、入ってるだろ」
カミル
「金貨とロングソードか……」
ペトラ
「こんなのコボルトの身長じゃ振れないよね?」
レオ
「コボルトに敗れた戦士の形見ってトコだろう。コボルトにしてみたら、戦利品だ」
「まあ、使うも良し。売って金に換えて飲んじまうのも良し、だ」
ペトラ
「とりあえず磨こうかな」
カミル
「それはそうと。この後、どうする?」
レオ
「お前さんがたの任務は『威力偵察』だろう?」
「なら、ひとまず撤退して本部に報告するのがスジってもんだ」
ペトラ
「そっかあ。この三人で行けるとこまでいくのも面白いと思ったんだけど」
「んで、帰ってお宝売ったお金で豪遊するの☆」
レオ
「そりゃ、俺がお前の姉ちゃんに怒られちまうよ」
「『プリヴァーターもライヒスシルトも賞金稼ぎじゃありません。本分をお忘れですか!?』ってな」
「怖いんだぞ、お前の姉ちゃん」
ペトラ
「変わってないんだねぇ」
レオ
「家でも、こんなか……」
「じゃあ、戻るぞ」
カミル
「わかった」
ペトラ
「りょーかい!」

//00-06 :任務完了
//坑道の外

カミル
「レオ、いろいろありがとう」
レオ
「なあに、こっちもストレス解消になった」
「あとは、まあ……活きのいい若いのを二人も見つけたのは、収穫だったな」
ペトラ
「お?」
レオ
「いずれ、ちゃんとした部下も連れて、会いに来ることがあるかもしれないってコトだ」
ペトラ
「それって……ライヒスシルトに?」
レオ
「ハハハッ! あと、もう少し腕を磨いておけ。そしたら、本気で話ができる」
カミル
「わかった」
ペトラ
「忘れないでよ!?」
レオ
「忘れないさ」
「短い間とはいえ、一緒に戦ったヤツのことを俺は忘れない」
「まあ、がんばれよ」
カミル
「ありがとう」
ペトラ
「またねー! お姉ちゃんにもよろしくねー!」

//レオ、立ち去る。
//チュートリアル終了